奥田愛基氏(SEALDs)とは?4(自己認識)

メデイア宣伝の虚構性に戻ります。
アルバイトして大学院の研究出来ないとは言えませんが、バイト主役では受け身の講義を受ける程度で単位をもらえる学部生と違い自発的な研究(・・まずは指導教授のもとでの地道なデータ収集のお手伝いその他の下積み修行)が必要な大学院生には通用しません。
なんとなく地味な研究などやる気がない・・始めっから逃げている印象を受けます。
8月12日紹介した19年3月の神奈川新聞https://www.kanaloco.jp/article/entry-155274.htmでは、

「今、都内で広告関連の仕事をしているそうです。」とあります。

アルバイトから脱して音楽系イベント企画して走り回るようになってれば、もはやアルバイトの域を超えているのではないでしょうか?
大学院は勉強したくて進学したのではなく、格好付けにメデイアが用意してくれた逃げ場だったに過ぎない・・進学後すぐに学業そっちのけにして自分の生きる道を探していた結果広告業なら生きていけると活路を見い出したということではないでしょうか?
天下の一橋大学がメデイアから依頼あれば、大学院生に必要とされる素質・レベル無視でなんら研究下地もない人材を無条件で入学させるのか?
大学の宣伝のために体育系別枠入学と同じ便法なのでしょうか?
学者世界がメデイアと持ちつ持たれつになっている現状が、浮き彫りになったような印象を受けますが?
津田大介氏の経歴でも、意味不明な客員教授等の肩書きがありましたが、メデイア会で有名になると年に何回か特別講義をしてもらう程度の仕事・事実上名称だけの資格を与える大学があるのかもしれません。
学者はメデイアに弱い・ジャーナリストは失言等でテレビ出演がなくなる→メデイアのゴリ押しで実力不相応の進学をしたが、指定推薦入学の問題点同様に進学と同時に大学院研究レベルについていけないで居場所をなくした現実・進学に際して不公正なコネが働いた可能性が高いことを示しています。
インタビュー引用続きです、

自分だって、政策に反対の声はあげているけど、コールしながら、『この問題は安倍政権が退陣したところで解決しないよなぁ』と、もやもや考えていたことだってたくさんあります。
これが現実でしょ。一人の人間がそこにいるんだから。色々な葛藤もありつつ行動してる。
最近のアーティストって『わからない』とか『言えない』ってことをそのまま歌詞にしてる人が結構いる。
日和ってるって見方もあるけど、俺はこういうリアルな気持ちを切り捨てずにいたいって思うんですよ。どっちか立場を明らかにしろってところから始めるんじゃなくて、決めなくていいからまずは考えていきたい。ていうか、いろいろと考えてることぐらいは共有してたい。
以下写真省略
だいたい、社会は複雑で、簡単にわかるわけないんです。すぐに日本の未来を変えられるとか、何かができるとはまったく思わない。
もやもやしていること、悩んでいること、わからないということだらけ。わからなくても、ダメでもいいんですよ。等身大で、だから考えるっていう場所を自分はつくっていきたい」
「THE M/ALL」は、そんなジャンルを横断するDJ役を、奥田さんが担うイベントだと言える。思い返せば…と少しだけ考えて、彼は言葉をつなぐ。
「国会前で自分がやっていたスピーチも、分解していけば『自分の言葉』はあんまりないと思うんですよ。誰かの言葉をつないで、つないで、これは俺の話だって語っていた。
まあカチッとしたスピーチをしてたというか『司会業』的な、国会前でみんなの話を聞いて、みんなの声を表現してもらってつないでいくっていう意識だったと思うんです・・・。

奥田氏が受賞したという国際平和映画祭(と言っても横浜でやっているだけのようですが)での受賞作の動画をネットで見ると、彼のこういう「わからなさ」をよく表現しているように見えます。
素人の感想ですが、3、11の地震津波に限らず今回のコロナ禍であれ、あんちょこにわかる物事など世の中にひとつもないという当たり前のことにやっと気がついた未熟な青年がモヤモヤした気持ちを雑然と映像化しただけのような映像ですが・・。
大学生になって見るとわからない事だらけと気がついた若者向け映像として評価をうけたのでしょうか?
年齢だけ成人しても社会経験皆無の未熟さ・何もわからない若者の不安をそのまま映像化しただけ物のようですが、これのどこに着目して左翼系が利用したのか不思議です。
もしかして不安を抱える若者に訴求するには不安を振り切って、一方の側で断定的に言い切ってくれれば、同じ不安を抱える若者の心をつかめると期待したのでしょうか?
もともと革新系は社会経験のない若者を非現実的スローガンで引き込む手法が基本でした。
彼・奥田氏にとって大手メデイアに利用されていた数年は足元がおぼつかない不安そのものだったのでしょうか?
インタビュアーは中々いいところを聞き出していますし、奥田氏もきちんと自分のレベルを自己分析しているところが今後を期待(潰されてしまわないで普通に生きていけるのかな?という程度ですが・・)できる印象です。
奥田さんが政治家の都合で捨て駒として捨てられて終わらない・・普通の人として能力相応にしたたかに生きていけることを期待したいような良きインタビューです。
政治の都合で使い回されて潰されなくて良かったね!

パターン認識と偏見 の関係2

普通の生き方では全ての分野で対象をパターン化して把握する・・パターンをどこまで細分化するかもその技術ですが・・分類して対象を認識して行動様式等を識別しているのですから、これが正しいに決まっています。
いろんな科学分野でも、図書館の分類でも、植物の分類でも、共通性を元に分類整理して研究しているのです。
政治実践は人の生き方の総合的表現ですから、政治に限ってパターン認識・分類することを「偏見」が良くないと言っているとまともな政治が出来ません。
今盛んに行なわれている消費税増税に関する軽減税率の議論も、どの程度の生活水準の人が何%増税にどう言う消費行動をとるかの類型的理解が前提になっています。
「貧乏人はこう言う行動をとる」と言えば偏見だと言って、マスコミは批判するのでしょうが、「貧しい人は人は可哀相」と言うときには許されると言うご都合主義です。
政治こそ時代の最先端の認識方法で社会を認識する必要・・認識方法をいい加減にしてアヤフヤな情報に基づいて政治をされたのでは困ります。
何回も書いていますが、政治や個々人や法人でもみな同じで、行動判断は全て前提たる対象に関する情報が正確であることが重要です。
マスコミは情報を正確に広報することに存在意義があるのであって、マスコミの勝手な基準でこの情報は差別になるとかならないとかの理由で、区別して情報を歪めることは大間違いです。
情報をどのように解釈するかは、正に主権者たる国民が判断すべきことであってマスコミだけが偉そうに情報を予め選別する権利はありません。
現実政治は、きれいごとではなく実際の人間行動を前提に政治をして行く必要があります。
今回のフランスのテロに関していろんな角度からの理解が可能ですが、その一つにフランスのきれいごと・人権理念がテロを呼び込んだ・・きれいごとで済まない現実が露呈したと言う見方があります。
犯人検挙刑事手続の側面だけを切り取っても、以下のような非現実的な実態があるようです。
再発防止縮小のためには犯人を出来れば生け捕りにして再発防止のために組織解明したいのが治安に責任を負う立場ですが、実際には原則皆殺し作戦が普通です。
今年始めころに起きたパリの出版社襲撃事件、今回の11月13日の約130人死亡のテロ事件や大分前のオリンピックのユダヤ人襲撃事件でのイスラエル兵の行動・・1昨年ころに日揮社員が犠牲になったアフリカのテロ事件でも皆同じですが、原則犯人皆殺し作戦になっているのを不思議に思う人が多いでしょうが、これが必要な法制度・・社会になっているからです。
アメリカで頻発する銃乱射事件も原則として、その場で射殺しています。
ソモソモ通常の検挙のようにしこしこと証拠を集めてから逮捕状を請求して・やっていると、とても間に合わないことが多いのが第一です。
今度のアジト急襲作戦を見ても分るでしょうが、ことは緊急性を要します。
証拠を集めて複製その他準備して逮捕状を請求していたのではとても間に合わない・・犯人グループが危険を感じて移動・・逃げ出しても、まだ令状が出ていない以上は、阻止すら出来ません。
テロ犯を漸く検挙しても、保釈制度の完備その他の刑事手続の発達?ですぐに釈放する仕組みです。
実際には犯人グループの1人〜2人検挙しても何の尋問も出来ない・・黙秘すればそれまでですから確信犯にはどうにも出来ません。
共犯者を割り出せないまま、漸く検挙した犯人だけ公判請求に持ち込んでも、公開の裁判でテロ宣伝をされるだけ・・言いたい放題言われてしまうのが落ちです。
・・判決になっても(フランスやイスラエルの場合)死刑廃止制度になっているから、このまま刑務所送りと言うだけでは、大勢殺された国民感情が収まらないと言うことが皆殺し作戦の背景にあるようです。
確かに隔離した状態での強制的自白に人権上問題がありますが、(数年前後前に発生した志布志事件など・)それと共犯者や、アジト・・武器入手ルートその他割り出し等によって、次のテロを防ぎたい社会の要請を否定する人はいないでしょう。
これが現行法体制では出来ないのですが、どこかに無理があることは確かでしょう。

パターン認識と偏見 の関係1

こう言う行動の人はこういうことをし易いと言う行動パターン・・「偏見?」こそが・怪しい人間と言う区別の基準になっていて、いろんな犯罪被害抑止になっている・・一般人は避けるし、警察は追いかけると言う関係が成り立っています。
商人もこのパターン認識・「偏見?」によってターゲットを絞って、日夜商品開発や、広告対象を絞ってしのぎを削っているのです。
海水浴に来た客は、浜辺で高級料理を食べない・・逆にトウモロコシをかじったりアイスキャンディーを食べたりなど同じ人間でもそのときに応じたパターンがあります。
天候によって飲み物の売れ行きが変わるので、商人は仕入れを調節し、バイトの人数を増減しています。
雨が降れば傘が売れますし・・。
この洋服にはこう言うアクセサリーが合うと言うパターンで洋服に合わせてアクセサリーをそろえて陳列しています。
海水浴客も全員がラーメン食べたりとももろこしをかじるとは限りませんし、雨が降っても鞄から、傘を出す人がいて傘を買うとは限りません。暑いからと言ってアイスクリームを買わない人もいます。
金利を下げれば借金して購入する人が増えるだろうと言う金融政策も、一種の類型行動の推測です。
お昼ころには昼食を食べる人が多いと思って、飲食業者はその時間に合わせて準備します。
世の中では、全て一種の行動パターンを「偏見?」で想定して工夫しているのが普通です。
全て例外があるのは当然ですが、多数派の行動分析を前提に人類に限らず全ての動物ダッッッって、想定外の音がしたら身構えるなの行動で、成り立っているのです。
「◯◯人だから悪いとは限らない」と言う文化人?の主張は、全ての動物の日常に行動パターンを無視した意見であり、本来何を言っているの?と言うべきものですが、日本においては、何故かが幅を利かしています。
しかも彼らの主張は全ての行動パターンや、国・民族に対するものではなく、韓国・朝鮮系に限定しているから、「なお怪しい!」と言うべきではないでしょうか?
「パターン行動が不合理で偏見?になる」と言うならば、全てについて一貫して主張していないと論理的ではありません。
いろいろな現象を見ると雨が降ったら傘がさす人が多いと言うパターンその他を否定しているの聞いたこともないし、犯罪報道でも韓国系以外についてはそのまま報道しているのに、在日になると本名すら報じません。
大分前にアメリカで金融取引禁止のリストが発表されたときにアメリカ発表は、(英語で)韓国名なのに日本では、暴力団組長・・・と言う紹介しかしていないことを書いたことがあります。
みんなそうならば一貫しますが、例えば、11月28日のネットで見つけたものですが、以下のとおり、中国人の場合マトモニ「中国人が・・」と報道しています。http://www.msn.com/ja-jp/news/nationa
新橋で多発の「新型追いはぎ」30件、1400万円の被害か 逮捕の中国人女ら「わからない」と否認

犯罪者が出ると上記のように中国人の場合、明記するようになっているのに、何故か在日だけ(差別を助長すると言うことでしょうか?)本名を伏せて報道する仕組みに長年なっていました。
新嘗祭での靖国神社のトイレ爆破?事件では12月2日ころの報道では韓国人の疑いと言う記事がマトモニ出るようになりました。
在日や韓国人のトキだけ国籍を伏せるマスコミの扱いに対する批判が強まって来たので、マスコミも伏せ切れなくなって来たからでしょう。
在日系以外のパターン認識を否定しない・・11月のフランスのテロ事件でも犯人は何系何人と言う報道を堂々とやっているのに・・在日関係者だけ偏見助長を理由に報道しない・・彼らの言う「偏見」をやめようと言う宣伝そのものが、何故在日だけ保護対象になっていたのか?偏っています。
アメリカで銃撃事件等があっても、すぐに◯◯系△人と言う報道が出ますので、これが先進国の共通基準と言えるでしょう。
左翼文化人は何故か国際基準を在日に限って使わないようです。

国民主権と歴史認識の独自性

ところで歴史認識については、主権国家の自由であってどんな小国であろうとも自国歴史教育をするについて大国から修正要求される筋合いのものではありません。
仮に双方の地位が対等であるとしても、相手が自国の立場を主張をすること自体すら許さない主張を中韓やアメリカがすることは、相手の主権を認めないことと同義・・非常識・・失礼過ぎます。
日本を被支配国・・占領されていたときの状態のままに置きたい・・そうあって欲しいと言う誤った意識(幻想)のままでないと、そこまで厚かましく失礼なことを言えるものではありません。
中韓の言う歴史認識の主張・・対等な国である日本に自国の歴史観を強制すること自体がおかしなもの・・世界中どこの国でも、自国の歴史を独自に教えているのが原則・・歴史教育の自主性こそ民族・国家主権の基礎です。
国の歴史を主体的に教えることが禁止されるのは、占領下の被征服民族だけです。
中韓の言うとおりに日本の歴史教科書を作れと主張し・・中韓の主張と違う我が国独自の歴感を主張する政治家を失脚させようとする文化人やマスコミは日本国民・日本の主権をどう考えているのか理解不能です。
中韓は日本に対して自国に都合の良い歴史認識に合わないと修正しろと迫って来るのですから、日本を属国視している・・属国にしたい意欲がマンマンであることは間違いないでしょう。
占領される前からこれですから、もしも占領されると、中国に都合の良い歴史ばかり教えられて日本占領当時日本は未開の地だったとして紹介されることになるのでしょうか。
内モンゴル自治区支配では、モンゴル人で文字の読める人を皆殺しにしていたことをポルポト派の事件関連で紹介しましたが、日本人で文字を読める人を皆殺しにすると日本人はいなくなってしまいます。
まさかそんなことまで出来ないだろうと言う残虐なことを、そのまま実行して来たのが中国人の歴史です。
それでも生き残っているウイグル人・ウイグル語(民族のアイデンティー)などを抹殺するために、今は漢人との通婚政策を強引に押し進めています。
即ち、ドンドン漢人をウイグル人やチベット人居住区へ進出させてウイグル人・チベットの仕事を奪っている結果、マトモな企業は漢人経営しかありませんし、漢語を話せないと就職出来ない制度にしてしまっています。
結果的にウイグル人女性の多くが漢語を話せるウイグル人または漢人と結婚するように仕向けているようです。
これがドンドン進んでいるので、ウイグル民族消滅の危機感を強めて、最近の民族反抗が高まって来た原因らしいです。
満州族に関しては、日本軍撤退後の漢人による大弾圧があって、殆どの満州族であることを隠していて漢人を装っている結果、表面的には満州族と言う民族自体が消滅したような結果が生じています。
(自発的に自国文化を棄ててしまったので、今となっては満州語を読める人は滅多にいなくなったと言われています・・宮脇淳子先生の解説によれば、清朝統治時代の満州語の正式文献を読めるのは彼女以外には殆どいない・・と言っていますが・・)
日本語を話せる人が皆無になれば、日本の正しい歴史など教えられなくなってしまい、平安時代、鎌倉時代や江戸時代などは誰も存在したたことすら知らなくなってしまいます。
勿論日本独自の文化などがあったことも抹殺されてしまい、中国による日本占領後に日本列島では初めて文字が知られるようになり文化が始まったと言う教育がされることになるのでしょうか?
実際中国人にとって金儲けに関係のない幽玄の精神、侘び寂びなど分る筈もないので、黙っている文化は存在しないに等しいでしょうから、仕方がないと思えます。
日本の政治家が国益を守るための意見を言うと、日本国内で中韓に呼応する勢力が「妄言発言」とか言って閣僚の罷免要求を繰り返してきましたが、中韓の意見に合わせろという主張は日本を中国や韓国に隷属している姿が正しいと言う立場なのでしょうか?

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