強者の論理2とモラール破壊3

日本敗戦後東南アジアで植民地を復活したアメリカ(の場合フィリッピン支配復活)やイギリス、フランスやオランダは日本占領中の仁政に比べて自分達の植民地支配中にやって来た非人道支配や残虐行為が目立つようになりました。
現地人が日本統治時代の仁政と比較するようになったので、彼らは居心地が悪くなったのです。
この誤摩化し工作としてあることないことを日本軍の所為にして、虚偽の現地教育に精出してしてきたことも分り始めました。
日本に対する道義非難の合唱は、欧米諸国の植民地経営に有利なだけではなく日本が二度と再起出来ないように精神的にいため続けるメリットも大きかったので、こうしたグランドデザインを描いたのは当時の盟主であったアメリカによるかあるいはその後押しによることでしょう。
実際何かあると中韓政府は「日本が戦後秩序を破壊しようとしているが、それで良いのか!」と御注進に及んできました。
戦後のでっち上げ非難教育は、東南アジアに限らず朝鮮独立後の南北両政府とも専制君主時代の両班/エリート支配・・奴隷的支配しか知らないので、国民の不満が高まって来たことから、苦し紛れに日本統治時代をあしざまに言うしかなくなったのと共通の地盤です。
その最たるものが慰安婦問題のでっち上げで、証人という女性は8年間従事したというのですが、その年齢を調べると終戦時の年齢?15歳前後であることや、別の女性は22歳まで従事したと証言しているらしいですが、その年齢からすると戦後何年も従事していたことになるようです。
戦後軍がなくなってから強制というのはあり得ないことので、単なる売春婦をしていたことになるのかも知れません。
いろんな話を総合して、今では朝鮮戦争時に米軍や韓国軍が大々的に設置していた従軍慰安婦を日本の従軍慰安婦にすり替えて日本批判を繰り返して来た来た疑いが出て来ています。
アメリカ議会関係者が強制連行した従軍慰安婦が実際に存在したか否かを論じ,検証することすら許さないような強硬姿勢になっているのは、自分にやましいことがあるからではないかと言う疑いが日本人には濃厚になって来ます。
臭いものに蓋をして戦勝国の権力で世論を誘導・強制するのではなく、議論はオープンにすべきでしょう。
米英による世界マスコミ支配が崩れつつあると書いたことがありますが、他方でネット報道は常識人による検閲?がない分思い込みがそのまま事実のように流布する危険があります。
ネット報道のアメリカ陰謀説が真実かどうかすらよく分りませんが、事実解明を権力の力で押さえ込むと不満が嵩じて逆の(・根拠のないアメリカに対する不満報道があふれる)危険も生じます。
日本の仁政を知っている現地人(実は朝鮮人も・・)は納得しなくとも植民地政府の言うとおりしないと自分の残虐な弾圧が待っていますので、従うしかありません。
こうした無理が重なって東南アジアの植民地独立運動に連なって行ったのですが、この独立運動に対して現地に居残った元日本軍人の果たした役割が大きいことだけは、アメリカの逆鱗に触れないのか?日本のマスコミでも時々報道されています。
日本が欧米が宣伝するような悪質な現地支配をしていたら一緒に独立運動などに誘われる筈がないことからしても、日本のやって来た仁慈に基づく実績が分ろうというものです。
東南アジアから中韓に至るまで日本が支配した地域では、日本が所謂欧米型非人道的植民地支配をしていなかった・仁政を施したことが、却って後に支配者になった勢力にとって邪魔・マイナス要因になってしまったのです。
そこで、極東軍事裁判で日本の酷い支配体制批判を演出する必要が生じました。
日本が人道的政治をしたことが原因で、アジア中がこぞって日本に対する非人道行為でっち上げ批判の大合唱になってしまった・・歴史の皮肉です。
欧米は直接植民地支配しないでインド人をアフリカで使い東南アジアでは華僑を使うなどして現地の反感を中間で利用している人種に向けさせるのが普通です。
実際ベトナムの植民地支配を復活したフランスが、ベトナム統治がうまく行っていた日本人を利用しようとしたのですが、調べてみると現地人の日本人に対する親密感が強過ぎて危険を感じてその政策を諦めたと言われています。
欧米が共同して目論んだ極東軍事裁判を筆頭にしたでっち上げによる日本悪玉論・・この真逆の虚偽性は直ぐに化けの皮がはがれてしまい、続々と植民地独立運動が起きてきました。
日本人の倫理観から言えば嘘はいつまでも続きませんから、アジア人が普通の人であれば当たり前の結果です。

強者の論理1とモラール破壊2

中韓両政府はどんな難題を日本にふっかけても、いじめっ子のアメリカに言いつければ、いつも日本政府は黙ってしまう・・今回も安倍政権の侵略の定義や靖国神社参拝等全てトーンダウンせざるを得なかったのは、背後のアメリカによる脅しです。
強者であれば事実に反した正義はいくらでも造れるし、それを強制すれば良いのだとアメリカを筆頭に中国も韓国も思い込んできました。
本当にそうでしょうか?
アメリカや中韓両政府こそ歴史勉強が足りないと思っているのが日本人の心です。
アメリカは、専制君主制の歴史がありませんし、しかも自由主義社会の権化のごとく表向き振る舞っています。
しかし、強者であることを基礎にアメリカインディアン虐殺・南北戦争の歴史等々不都合な事実を隠蔽したままです。
アメリカでは高校までの授業では、植民地支配の真実その他不都合な歴史を全く教えないまま・・国民・・子どもに恥ずかしくて教えれらないのです。
第二次世界大戦では民間人であることがはっきりしている日本の病院船や引き揚げ船を次々と撃沈したり、市民を丸ごと何万人も虐殺する目的で円形または四角く周囲から焼夷弾を投下して住民の逃げ場をなくしてから、てジリジリと中心部に向けて焼夷弾を投下して追いつめて行くやり方でその都度何万人と焼き殺して行きました。
(これは何回も書いていますが、私自身赤ちゃんのときに母親が私を背負って焼夷弾によって燃え盛る火の中を逃げ回ったことを母や兄や姉から聞き知っている地獄図です)
その決定版が原爆投下ですから、原爆投下の必要性など後からのこじ付けでしかありません。
ともかくアメリカはジェノサイドをやりたかっただけです。
占領地でのアメリカ軍の性犯罪の酷さは日本だけではなく、フランスでさえも大変だったことが、近日中にフランスで出版されることがネット報道されていますし、朝鮮や満州からの引き揚げ時にどれだけ多くの女性が陵辱されてかは語り継がれているところです。
自分の非人道行為を覆い隠すために何の法的根拠もない東京裁判を強行して日本を最大限貶め、それでも嘘がバレルのが怖いからか、東南アジア諸国で日本軍がやってもいない残虐行為をでっち上げて現地政府にその宣伝・国内教育を強制しています。
数十人程度の南京虐殺?当時戦闘員か非戦闘員か区別のつかない場合、処刑することは戦場では当然起こりうる行為を取り上げて中国をけしかけていますし、存在しなかった強制慰安婦問題(戦場に売春婦はつきものですから・・売春婦はいましたが・・)をけしかけては日本イジメに精出しています
こう言う不正義ばかりが何十年もまかり通って来たのが戦後秩序です。
アメリカは国内的には言論の自由があるものの世界に対し、マスコミ支配を良いことにして好き勝手な宣伝をして専制君主の如く圧政と隷従を強いている状態です。
(マスコミ支配による虚偽宣伝がネット普及によってボロが出始めたことを、December 20, 2012「米英系マスコミ支配2とマスコミの限界」のコラム前後で書きました)
アメリカは閣僚の靖国参拝の都度中国や韓国をけしかけて,大政治問題化させて日本をその都度「お前は敗戦国だ」と思い知らせる行為を繰り返して満足しています。
放っておけば、お盆にお参りするのは普通の行為ですから、日本人の心からかなりの風化が進む筈ですが・・・。
この騒動が起きるたびに日本人は戦争中の米軍の残虐行為を知らなかった敗戦後の米軍よる性犯罪の酷さを知らなかった世代まで、理不尽なアメリカの残虐行為を教育され思い出させられている・・アメリカ軍は酷かったなあと次の世代に言い継がれて行くことを気づかないようです。
70年近くも日本人に対して生傷に芥子を塗られるような思いをさせていると、それがいつか自分に跳ね返って来ることを知らないのですから、余程おめでたい・・米中韓の方こそ歴史の怖さを知らない行為・・天を恐れぬ行為をしています。

言論規制とモラール破壊1

言論の自由がないと国民は真実のデータを出すこと自体が、政府批判になりかねないし、その内、データの報告・発表その前段階の正確なデータ作成すら出来なくなります。
こう言う社会では権力に迎合して虚偽報告を始めるのは当然の生き方となっています。
(中国では地方政府が自己の出世のために水増し報告するのが普通と言われていますし、ソ連でも末期には公式文書のうち何が事実なのか、最高権力者であるゴルバチョフがまるで分らなかったと書いているとおりです)
中国古代王朝から繰り返されている讒言による政敵失脚を狙う事例は・・皇帝には事実がまるで分からない土壌になっているから生まれて来るものです。
中国のGDPの推移と電力統計が合わないと批判されると、何年間か電力消費統計の発表がなくなった時期があったと言われています。
(経済評論家三橋氏が、繰り替えし主張していた意見です)
政治的意見・経済政策に関する意見は根拠のない抽象論ではなく、社会の実情を踏まえた意見になるべきですから、正確なデータがよりどころになります。
政治的意見の自由のない社会とは言い換えれば、正確なデータを出せない・真実を報告出来ない社会・・結果的にどこにも正確な統計・データ自体が作成されていない・存在しない社会と同義になります。
「言論の自由のない社会」とは言い換えれば、政府(権力者・上役)に都合の良いことだけしか発表出来ない・・即ち真実であっても都合の悪いこと=統計的データは作れない社会のことです。
権力者や上司が都合の悪いことを言われても聞く耳を持たないどころか、都合の良い嘘の意見の方がとおりの良い社会では、長期間の経過で国民一般に本当のことを言う習慣がなくなり道徳が頽廃します。
中国はこれを2000年以上もやって来たのですから、現在の道徳心の退廃は、当然の結末ではないでしょうか?
国民もそれぞれの地位に応じて、自分より弱者に対して同じような要求をし、順次最末端までこのような虚偽で塗り固めた意見が横行する社会になります。
韓国や中国では王朝交代があると前王朝をどのように貶めても自由自在・正義の物差しは戦争に勝ったか否かだけですから、彼らの主張する歴史認識とは、この基準で成り立っています。
こうした意識から王朝が代わる都度前王朝の文物を完全否定・破却するので、中国には、古くからの良いものが殆ど残っておらず日本に避難して来ていたのです。
彼らは根拠のない対日戦勝国気分に浸っていますから、日本を一段下に見下した態度が正しいと思い込んでいますから、(内容が正しいかどうかの基準がありません)自分に都合の良い歴史を次々とでっち上げてはこれに基づく謝罪と賠償を要求し続ける・・どんな無理難題でも言うことを聞かないと「敗戦国の分際で何を言うか」とアメリカにチクルのが原則的パターンです。
つい最近5月8日ころの朴大統領訪米は、韓国の不当な要求を拒否する安倍政権の不逞な?態度をアメリカに直訴しに行ったような印象でした。
多分中国も6月の訪米では世界問題を論ずるよりは、如何に日本の悪口を言いつのるかに頭を使っているのでしょう。
こうしたバカげたことが戦後70年近くも成り立っていたのは、これを裏で煽動・支持する勢力・・アメリカは常に日本の足下を掬うことばかり考えていて、戦後60年以上も中韓両政府はこの方法でうまく立ち回れたからです。
(アメリカが正義などどうでも良い国でなかったら、こんな狡いことは続かなかった筈ですから、これを誘導しているアメリカの道義的責任が大きいことになります。
中韓両政府は自分に都合が良いことを思いつけば・・これさえ主張すれば日本から金を取れる・・言うことを聞かなければときの権力者・アメリカでロビー活動をして日本に謝らせられるかどうかだけが基準になっていて、嘘でも何でも言い通す国柄になっているのは、こうした歴史によります。
彼らが「歴史認識尊重せよ・・共有せよ」とは、自己に都合の良い歴史を次々とねつ造しては、これを「(敗戦国は問答無用で)認めるべき」という意味です。

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