気温変化を見ておきましょう。
https://www.env.go.jp/earth/ondanka/stop2008/26-27.pdf
温暖化への疑問にお答えします!
・・・ここ100年程度の温度上昇は0.7度という大きさです・・・
2008年頃作成らしい今後のシュミレーションのグラフが続くのですがうまく取り込めませんので引用省略しますが、グラフによると(本当にそうなるかどうか分かりませんが)これによると2040年ころには、2000年比1℃ほど上がるようなグラフです。
グラフの見間違いがあるかも知れませんので正確性については上記引用先のグラフで確認して下さい。
https://www.env.go.jp/earth/ondanka/stop2008/08-09.pdfはいかにも大変なことになりそうな意見の文章ですが、具体的数字を見ると、以下の通りです。
世界平均海面水位は、21世紀末までに、環境の保全と経済の発展が地球規模で両立する社会(B1シナリオ)では0.18~0.38m、化石エネルギー源を重視しつつ高い経済成長を実現する社会(A1FIシナリオ)では0.26~0.59m、上昇すると予測されています
あちこちが水没すると(私の感想では大げさな扇動的に)言うのですが、最悪シナリオでも100年間で0.26~0.59mしか水位が上昇しないならば、素人的に考えてどうってことがないはずです。
例えば九十九里浜でいえば、波打ち際からマツ林のところまでは急勾配の砂浜が広がっていて、ざっと目にメートル単位の高低差があります。
砂浜がないところは(伊豆半島など)海辺まで岩山等が迫っているのが普通ですから、数十センチの水位上昇があってもその岬等にほとんど影響がないでしょう。
狭い入り江にへばりついた漁村が影響を受けるでしょうが、100年単位の間に小さな入り江から出漁する従事者が減って行く(もともと過疎化進行地域)ので影響を受ける人の比率は大幅に減るでしょう。
都会=多くは低地では数十センチでも大変かもしれませんが、その代わり土地評価(利用効率)が高いので、相応の堤防等のかさ上げコスト負担が可能です。
千葉市でいえば、京葉線千葉港駅から先の埋立地を20年ほどかけて俗称?「宅盤底上げ工事」を行っていて約2メートル(散歩がてら見ていただけで正確な数字は不明ですが)ほど嵩上げ工事をしていました・これが15〜20年ほど前に完成しています。ー
100年で30センチ前後の水位上昇でも津波等の場合の被害は大きい(素人にはわからないと言うのかな?)と言うことでしょうが、それにしても津波の時には、1〜2メートル程度の津波でも押し寄せる力で10数メートルの高さくらいまで遡上しますので、津波の高さが2倍違うと大変なエネルギー差ですが、元々の水位が数十センチ高いとどう言う意味があるか不明です。
100年も期間があればいわゆるゼロメートル地帯でも、道路舗装工事の都度、家やアパート等の建て替えの都度少し土盛りしたら済む程度のことです。
そもそそも江東区等のゼロメートル地帯が有名ですが、この100年間に甚大な水害被害があったでしょうか?
1℃の変化によって仮に少しの場所が水没しても、もともと身近なところでも千葉の関係する東京湾の水位は縄文海進と言われるように関宿の辺りまで海があったりその後干上がったりですし(「上野のお山」といっても当時は陸地部分という程度でしたし、不忍池は当時の海が閉じ込められたように見えます)日本海の水位も上がったり下がったりしていますし、この変動に合わせて人類や動物も植物も住環境を変えていくしかないし、そうしてきたことです。
房総から茨城方面では、見るからに元海底だったかと思えるような真っ平らな陸地が多くなっているのは寒冷化と言うよりは地盤隆起に(逆に北陸方面では地盤沈下の結果勧進帳で有名な安宅の関所跡を訪れると関所跡は海の見える崖の上に史跡としてあるのですが、タクシー運転手さんの説明では、これは後で作ったもので、「本当の関所はあの海のなかです」と教えられたことがあります・・数百メートル沖合の荒波になっているのに「桑田変じて滄海となる」とはこういうことか!と感慨を覚えたものですが)によるものでしょうが、こうした多様な変数の方が影響が大きいのです。
勧進帳の頃からまだ千年足らずですが、このような激しい変化に人々は黙って適応してきました。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jgeography1889/110/5/110_5_650/_pdf
地学雑誌JournalofGeography110(5)650-664 2001
房総半島九十九里浜平野の海浜堆積物から求めた過去6000年間の相対的海水準変動と地震隆起
増田富士雄*藤原治**酒井哲弥*荒谷忠
・・・海浜堆積物の年代は含まれる貝殻などの14C年代値から,分布高度は測量から決めることができる。
この相対的海水準変動を求める新しい方法は堆積物を利用するので,その標高が,すなわち過去の海面高度が正確に決まるという利点がある。ここではこの新しい方法を千葉県九十九里浜平野の真亀川流域で採取された海浜堆積物に適用して,過去6000年間の相対的海水準変動を高精度で復元した成果を示し,その結果から,この地域では1回に40~120cmも急激に隆起した出来事が少なくとも4回はあったことを述べる
・・・・・
2)地盤の隆起時期と隆起量
九十九里浜平野で認められた300年以内,おそらくはもっと短時間に相対的水準が40cmから1.2mも下るという現象は,変化の規模と速度から考えるとユースタシーの変動ではなく,また,堆積相が変わっていないことから考えると堆積物供給量の変動に由来するものではない。
それはテクトニックな地盤隆起が原因と考えられる。こうした考えの背景には,九十九里浜平野が,関東造盆地動の東側の隆起帯,あるいは下末吉期以降の地盤変動としての鹿島一房総隆起帯の一部に位置づけられる(貝塚,1974)ことがある。
・・・・・・・地点01/02問(現在~250年前)での約40cmの隆起は,歴史記録が残っている期間に発生している。この期問,南関東で知られている大きな地殻変動を伴った地震は,1703年の元禄(関東)地震と1923年の大正地震である。どちらの地震でも隆起は房総半島では南部に限られ,九十九里浜平野が隆起した証拠はないとされる(松田ほ
か,1974;宍倉・宮内,2000)。40cmの変動量は解析法からして有意なので,今後,ほかの地震による起の可能性をも含めて検討したい。
・・・・・・以下椿海(現在の干潟)の淡水化現象と隆起の関係を書いていますが省略します。
上記の通り氷河期(温度が下がって)で干上がったのではなく、私が景色を見ての直感通り地盤隆起が原因であることを示す専門家の論文があることがわかりましたが、根拠を示すために検索して初めて専門家の論文があるのを知っただけですが、こんな程度は地元の景色を見ていれば誰でも分かっていることでしょう。
素人の直感力をバカにしてはいけません。