帰るところのない人が中長期的に住むしかない?住処として、シェルターに収容する妥当性に関する疑問です。
以下アメリカホームレスの現状を写真で紹介しましょう。
https://www.businessinsider.jp/post-179433
写真で見る、現代アメリカの貧困
Ellen Cranley
Nov. 20, 2018, 10:30 AM Life
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オレゴン州ポートランドでオープンしたホームレス・シェルター(2017年1月)
飼い犬が見守る中、ホームレス向けの新たな仮設シェルターで自身の寝床を準備する女性(サンディエゴ、2017年12月)。
Gregory Bull/AP
ホノルルにあるホームレス向けのシェルターで、1歳の息子に服を着せる父親。
Jae C. Hong/AP
Source: National Center on Family Homelessness
以上の写真で見る限り、シェルターでは文字通りプライバシーもなければ家族持ち向けのホームシェルターでさえも親子だけでの団欒の場もなさそうです。
私物はどこかのロッカーで保管しているのでしょうが、身の回りに私物を一切置けない生活・・共産主義社会の実験でもしているような風景です。
もしかしたらこれは共産社会の実験ではなく、アメリカの黒人奴隷生活歴史の現代的再現かもしれません。
なんとなく牛豚飼育センターやブロイラー施設を人間向けに応用したような印象を受けます。
これでは寒くとも車中や路上で気ままに寝起きしたい人が増えるでしょうが、その統計はとっていないようです。
一旦こういう境遇に落ちてしまった人が・・こういう施設で育った子供が、生きて行く夢を持てるのでしょうか?
ただし、シェルター収容しているのは公営住宅の空きを待つほんの数週間か1〜2ヶ月というならば、この程度の設備でも理解可能です。
どんどん公営住宅が新設され日々ホームレスが吸収されていれば、全米でこんなに大量にシェルターが設置され、ホームレス人口がこんなに増えないでしょう。
日本の国民皆保険制度がないのと同様に、公営住宅で保護する仕組みがうまく回っていないのではないでしょうか?
遅ればせながら変化に合わせて公営住宅が急ピッチで作られているが、急激な需要増に供給部門が間に合わないとすれば、仕方のないことです。
もともと(住宅事情の良さがアメリカの特徴として長年日本では報道されてきました)公営住宅不要の国柄であったので、いきなりの情勢変化に供給体制が追いつけないだけならば一定期間経過でシェルター利用者が急減するのでしょうか?
シェルター利用急増が国際ニュースになってから、10年近く経っても利用者が減るどろか増える一方なのは、政府・政策部門には公営住宅供給で彼らを吸収する意欲がないようにも見えます。