コミンテルンとアメリカ政府の動き1

昨日紹介した1935年の第7回コミンテルンをみると、コミンテルンの世界戦略としては1見日独ポーランドを攻撃目標としているように見えますが、目先のポーランドはソ連にとって簡単な(何の抵抗力もない)侵略対象でしかないので、世界中の共産主義者幹部が集まって議論するようなテーマではありません。
ドイツ問題は、第7回会議がナチス台頭後でナチスから共産主義者が過酷な弾圧を受けている最中ですから、対ドイツ関係対応を協議決議するのも目先の当然の対応であって当たり前の緊急事態です。
ここで目先の対応策ではなく、シベリアを挟んでソ連・共産主義政権にとって何の脅威でもない遠くの日本が何故長期的究極の攻撃目標として会議の重要テーマになっているかの疑問です。
文章(ウイキペデイアの編集ですので原文そのままかどうか分りません)の流れを見ると途中経過的にドイツやポーランドをついでに取り上げているに過ぎず、世界中の共産主義勢力を結集して長期的に対日攻撃するための戦術をわざわざ決議している印象です。
共産主義に対抗する自由主義の総本山アメリカを攻略するために周辺国から浸透して行くならば分りますが、日本をやっつけるためにアメリカや英仏に浸透して行く戦略ですから順序が逆です。
第7回コミンテルン以降の経過・・日本攻撃を実現のために「・・打倒にはイギリス、フランス、アメリカの資本主義国とも提携して個々を撃破する戦略を用いること」「気づかれることなく大衆を傘下に呼び込み・・ブルジョワ機関への潜入」→これらの計画がアメリカの政府機関潜入で実現しているので、ウイキペデイアの編集方法が間違いと言えないようです。
先ずはアメリカ大衆や政府機関潜入を果たした上で、アメリカに中国を応援させて「第三に日本を中心とする共産主義化のために中国を重用すること」により日本孤立化を図ることなどは、今現在判明している戦前の国際的な動きがそのまま・・コミンテルンの対日攻撃計画どおりにアメリカが動いていたことが分ります。
ちなみにアメリカ政府は中共軍に対しても、対日戦応援のために軍事援助していたことが知られています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/国共内戦によると以下のとおりです。
「国民政府は、米英の物資援助も入れて、精鋭部隊をつぎ込んだ全面戦争を行なった。アメリカは、蒋介石の妻の宋美齢によるフランクリン・ルーズベルト大統領への強い働きかけを受けて「義勇軍」という形を取って1941年から中華民国軍に武器や軍事顧問の派遣などの形で援助を行ったほか、同年12月の日本との開戦後には中国共産党軍にも武器などの軍事支援を行った。」
共産主義敵視の自由主義社会総本山である筈の?アメリカが攻撃対象なっておらず、コミンテルンがアメリカとの共同作戦を前提として?日本を究極の攻撃対象に選んでいた事実・・何がその原動力になっていたかの研究こそが重要です。
コミンテルン決議やその後の国際政治の展開をみると、単なる共産主義の世界制覇計画に留まらずそれ以上に、対日攻撃・・日本民族自体を攻撃を優先していたこと・・これを推進する陰の勢力の存在が透けて見えます。
第7回コミンテルンの目的は、共産革命の世界拡張に名を借りた「ニッポン民族殲滅計画の採択」だったとしてみた場合、彼らが何故日本を標的にする必要があったのかの疑問が起きてきます。
ここでヒットラーの発言記載との関連・・ユダヤ系が日本にだけは、うまく浸透出来なかったことの意趣返し・・「そこでユダヤ人は、民族主義国家日本を、今日存在している似たような国の力を使って殲滅してしまおうとしている。」と言う部分との整合性があるのに驚きます。
8月30日に紹介したヒットラーの意見はその記事によれば「我が闘争」下巻第13章に書いているそうですが、その後現実世界で起きたことはそのとおりの展開だったことになります。
ユダヤ支配が完了した戦後秩序下でヒットラーは120%抹殺されていますが、こうして見ると意外に国際政治の本質を衝いた意見を有していたことが分ります・・だからこそ戦後社会では如何にナチスが酷いことをしたかを宣伝し、且つその検証すら許さない体制が構築されているのかも知れません。
日本で占領軍+左翼文化人マスコミによって「軍国主義」の一言で封印されたままタブー視されて来た「戦争が何故起きたか」の検証が次第に広まって来たように、今後西欧でもヒットラーの客観的意味を問い直す時代がその内に来るでしょう。
尤も世界中が急激に台頭した軍国主義に対する脅威に先ず対抗するしかない・・これが共産主義の脅威除去よりも先決問題だったと言うのが公式定義でしょう。
しかし9月3日に紹介したとおり、排日移民法が1910年代から州法等によって順次整備されて来て24年には決定的な排日法が施行されている事実・・こんな法律が成立するには、その前から、大小の差別・嫌がらせが始まっていたことが推定されます。
こうした流れをみれば、アメリカに追いつめられて真珠湾攻撃に至ったのと同じで、「軍国主義だから・・」と言う理由は後付けっぽい理屈です。
ユダヤ陰謀論の真偽は、別としてコミンテルン・・その実質運営主体だったソ連共産党政権とユダヤの関係がどうだったかをみておく必要があります。
「ユダヤの浸透」は文字どおり「浸透」が基本ですので、表にはなかなか名前が出ませんので基本は憶測・推理でしかありませんが・・ロシア革命・・ボルシェビイキを主導したのは、ユダヤ人だと一般に言われています。
一般論として言えば、西欧の王族は文字が読めるのがやっとの程度で、文化レベルが低いのが特徴・・野蛮人であることが自慢の社会・・ヘンリ8世の例で最近紹介したことがあります・・でしたから、重商主義とセット発達した絶対王政なども国際貿易の処理など複雑な政治運営をバイキングの子孫が出来る訳がない・・多くはユダヤ人が政治顧問などとして実権を握っていたと言われます。

占領政策と左翼系文化人の伸張1

昨日紹介した日本人がホッテントットより劣っているどころか朝鮮中国人よりもみっともないと言うマスコミ報道はホンの1例であって、日本人は・・何かにつけて欧米どころか世界中どこの民族よりも体型人格的に劣っていると言う宣伝が溢れていました。
しかし、目の前の日本人は皆まじめに学び、律儀で良いものを作っては世界に輸出出来る実績が積み上がって行くと、いくら日本人はダメだと宣伝しても無理が出て来ます。
中韓は日本の優れた技術等を導入しながら一方で、このような宣伝を真に受けて(日本人が自分で言っているからと)日本を見下して来たのでしょうから,真実を知る機会がない・・本当のコトや歴史を知らない点では中韓の人も可哀相です。
パク大統領が、慰安婦騒動を起こしたトキに「歴史を学ばないものは・・」と偉そうに言うのに、(どちらだよ!と)びっくり仰天した日本人が多かったと思います。
彼らの知っている歴史とは、アメリカのでっち上げた歴史であって、本当のことは(知っていても知らない振りして)何も知らないままで来たことが分ります。
バカの語源・・権力者が「馬を鹿」と言えば誰も間違いと言えない語源「最高権力者アメリカの作り上げた戦後体制を日本は否定出来ない筈」と言う権力志向の韓国人の体質がそのまま出ています。
朴政権が慰安婦強制連行が事実かどうかよりは「安倍政権は戦後レジームへの挑戦者・歴史修正主義者」とアメリカでロビー活動をしていたのは、必然的戦術でした。
日本人の大方がびっくりしたのは、戦後70年間も噓の歴史を教育されていても国民は常識的に噓は噓・・「まさか本気じゃないでしょう」と思っていた人が多いからです。
「裸の王様が立派な服を来ている」と教えるオヤや教師がいたとしても、教える大人自身がばかばかしい噓を教えていると知っている・・子供に「王様の前で裸だと言わないように」教えているのと同じで教えている方も噓だと知っています。
教師は立場上占領軍・アメリカの言うとおりの歴史を教えているだけであって、「まさか本気でアメリカの強制している歴史を信じている」と思っている国民は滅多にいなかったのではないでしょうか?
たまに優等生・・エリート階層は目の前の事実よりも紙に書いてある方が正しいと思う人が多いので、王様が本当に良い洋服を来ていると思い込んでいるとすれば、常識のある国民が「本気だったの?」と内心驚くでしょうが、口に出して言いません。
国民は正面から反論しないで「偉い人の言うことはよう分らんわ・・」と言う形で学者や弁護士らの言う憲法論などに反対したことはありませんが、「大人の智恵」で対応していただけです。
いくら社会党が形式論を言っても・・目の前で「あんた間違ってるよ」と誰も言いませんが、サイレントマジョリテイ・・国民の支持が減り続けて党自体を維持出来なくなった原因です。
文字どおり本当の歴史を知らないか、悪乗りする人が韓国に多過ぎるのと日本ではまだマスコミや文化人が本気でそう思っているらしい人が多いことが、慰安婦騒動の遠因です。
ホッテントットの例は、「そんなこと言う人がいる」酷い時代だったと言う点で未だに記憶しているホンの1例ですが、報道時期は昭和40年頃になっていた記憶ですが、私を含めて高齢者は文字どおり占領軍による「偏狭な教育」政策を承継した日教組・学者、マスコミなどにどっぷりと教育されて育ちました。
慰安婦騒動や南京大虐殺運動もその延長で、「日本人はどのような悪いことでもして来た」と言う日本人への罪の意識植え付けに留まらず世界に広めるイメージ宣伝の一環です。
私の世代は戦後教育にどっぷり浸かって育ったので、ホッテントット論に象徴されるように日常的に日本人はダメ民族・以下に世界に迷惑をかけて来た民族か!と洗脳されて育てられましたが、どこかおかしいと思う人もいたでしょうが、みんな自信がないので言われるまま黙っていました。
教職員や秀才系は素直に教えられたとおりに身につけるタイプが多いので、本気でその再生産を繰り返して現在に至っている人が多いように見えます。
政治的意見も世代別にみると高齢層はマスコミ洗脳のママ、今になると旧態然・・アメリカがでっち上げたとおりの歴史が正しいと言う意見に染まったままになっている人が多い印象です。
反安保運動に参加する人たちは、アメリカに従順に従う民族性・・「植民地被支配者に軍はいらない」と言う占領軍の作り上げた思想が骨の髄までしみ込んでいる高齢者が多い印象です。
ちなみにルーズベルト大統領はスターリン贔屓・・共産主義贔屓で有名ですから、彼の個人思想傾向が影響して?政権内に共産主義者が浸透し過ぎた反動で、戦後マッカーシズム・旋風が起きます。
同じく日本の占領政策ではニッポン民族精神弱体化作戦の一環として最優先で行なわれた・神道精神を解体除去すればその空白・穴埋め思想がいりますが、占領政治はアメリカ国内のように政敵に邪魔されないようにこっそりやるような配慮もいらない・・アメリカ国内以上に共産主義浸透を一直線に図れたように思われます。
教育界やマスコミ系に対する占領政策は天皇制秩序破壊の空白・引力を利用した共産主義の浸透奨励関係にあった・・アメリカ占領軍による教育界やマスコミ支配は民族性敵視政策=世界革命を志向していた共産主義思想(ユダヤ思想)浸透と渾然としたものとなっていたことになります。
当時の世界規模での共産主義運動の流れは「コミンテルン」次第でしたから、今諷に言えばユダヤ系の大好きな「世界革命→グロ−バリズム」でした。
コミンテルンと言っても、西洋の激変(当時の平沼首相の言う「複雑怪奇」)に応じて世界革命戦略は転変極まりないものでしたが、基本戦略は共産主義国家を如何にして広げて行くかの権謀術数論であり・・日米開戦直前の動きでみれば、以下のとおりです。
https://ja.wikipedia.org/wiki
  第7回コミンテルン世界大会と人民戦線
7回目であり最後の大会は1935年7月25日から8月20日にかけてモスクワで開催され・・・統一戦線はコミンテルンの根本政策とした決議の第一には、・・・各国の特殊事情にも考慮して現実的に対応し、気づかれることなく大衆を傘下に呼び込み、さらにファシズムあるいはブルジョワ機関への潜入を積極的に行って内部からそれを崩壊させること、第二に共産主義化の攻撃目標を主として日本、ドイツ、ポーランドに選定し、この国々の打倒にはイギリス、フランス、アメリカの資本主義国とも提携して個々を撃破する戦略を用いること、第三に日本を中心とする共産主義化のために中国を重用することが記されている[17]。コミンテルンの主な攻撃目標にされた日本とドイツは1936年11月25日に日独防共協定を調印した。」

「民族の誇り破壊」と文化人の役割2

占領政治・・教育に戻しますと、8月30日に紹介したルーズベルトの偏狭な思想を受けたマスコミ、教育界は、日本の歴史を歪曲したり如何に日本人のレベルが低いかの宣伝教育に精出してきました。
ここでルーズベルト個人思想を代表的に出しているのは、アメリカの対日敵視政策や戦争目的・占領政策を紹介するのにルーズベルトが対日戦争推進の主導者であり(今回トランプ氏が共和党候補になれたのは多くのの支持があったのと同様に)国民の支持で大統領に当選したもので、言わば彼の意見はアメリカ国民大多数の意見を集約代表したものと一応言えるからです。
まして彼の発言記録は、大統領としての責任ある発言であって、個人的に発言したものではありません。
しかも彼の個人的スタンス紹介であれば引用すべき記事があって便利なので紹介して来ただけですので・・彼個人責任追及目的ではない・・アメリカ合衆国全体の問題として書いていますので、お間違いのないようにお願いします。
最近ルーズベルト個人資質批判論文がアメリカからドンドン出る傾向・・イメージが強くなっているのは、日米戦に対するアメリカの捏造歴史の破綻が避けられなくなったことから、そのダメージを最小化する必要から、ルーズベルト個人の資質に振り向けようとする例の分断作戦が見え見えです。
例えば1924年には、「排日移民法」と言う日本人だけを標的に移民禁止法が堂々と成立施行されている・・特定人種向けの差別法が成立しています。
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Yasunari/7517/nenpyo/1921-30/1924_zettaiteki_hainichiiminho.html
  第一次排日土地法(1913年)
  第二次排日土地法(1920年)

大正13(1924)年、アメリカは「絶対的排日移民法」を成立させた(「帰化(国籍取得)に不適格なる外国人」についての「絶対的排日移民法」または「帰化不能外国人移民法」と呼ばれる)
それまでの排日法は州法だったが、これは連邦法で、国家全体として全日本人移民を排斥することにしたものである。これは「日米通商航海条約(1899)」に明らかに違反し、アメリカの主張する「門戸開放・機会均等」の趣旨にも反していた。
日本側には非はまったくなく、一方的にアメリカは日本を敵視したのである。
この法律の成立でついに日本の世論は激昂した。それまで日本人はアメリカが好きだった。しかし、アメリカが日本を嫌う理由が単に人種差別であることを日本人は悟ったのである。日本は言論界・財界まであげて反米に回った。このとき抱いた日本人の”怨念”がそのまま日米開戦につながったと言っても過言ではない」
以上も単なる一例ですが、戦争中に日本人だけ収容所に入れられたのは偶然ではありません。
日本のブラジル移民が多いことや満州移民が自然に行なわれたのではなく、日本標的の移民禁止法によってアメリカへの移民が閉め出された事によると知っている人は少ない・・満州国建国や石油禁輸が戦争原因と思っている人が多いでしょうが、いろんな分野でこんなに早くからじわじわとアメリカによって日本が開戦に追い込まれて行った歴史・・逆から言えば、アメリカに目の敵にされ始めた日本をブラジル外中南米諸国が?受入れてくれた恩義を忘れてはなりません。
排日移民法1つの問題ではなく、こう言う法律がなんなく通ってしまう背景、第一次大戦後アメリカの日本敵視政策が国を挙げて行なわれていたこと・・その背景でルーズベルトみたいな偏狭な人が支持を受けて当選出来て来たコトを誤摩化すことは出来ません。
この後で、ルーズベルトの共産主義傾倒→マッカーシズムの反動を紹介しますが,彼個人の素質ばかりではなく国民がこれを受入れ・・求める素地があったことを忘れてはなりません。
2分論・戦争責任はヒットラーや軍部だけと言う分断作戦が欧米では普通ですが、支配層と被支配者と明確に2分されている社会では妥当する方法ですが、我が国では戦犯と国民2分論が妥当しない所以をこのあとで書く予定です。
話を戻しますと、こう言う軍国主義反対論の人たちがのさばっている限りアメリカは安心するでしょうから,これはこれで必要な時代でしたし、今もある程度必要です。
たとえば、昭和40年頃までは、「日本人は世界でホッテントット人の次にみっともない」と言うマスコミ人が普通だったことをこのコラム開始ころに書いたことがありますが、この種報道はその他しょっ中でしたが記憶に特に残っている事例・・アメリカの日本人観・・日本人は世界一番劣った人種だと言うルーズベルトの価値観に迎合する人が出世し、マスコミで幅を利かす社会だったのです。
10年ほど前には引用すべきネット情報が見つかりませんでしたので、うろ覚えの記憶で書いていましたが、9月2日現在検索で記事が出たのでその記事を紹介しておきます。
http://www.geocities.jp/tolstoyjapan/dad/minikui.htmlの一部です。
「私が指摘する”日本人の欠点”に対し、年配者は同感を示すのに対し、反発して来るのは決まって若い世代だ。」
「アフリカ人の体型、印欧語族の体型、マレー人 の体型、世界中の人種を見渡して見て、日本人ほど体型の醜い民族は他にいない。日本人と同じ顔付きをしている朝鮮民族は、足は真っ直ぐに伸びて、女性は胸が豊かで、西欧人に勝るとも劣らない体型をしている。中国人も日本人同様、長細い体をしているが見て醜い感じはない。多分、短足O脚でないことと、尻が日本人ほど大きくないからではなかろうか?
元アルゼンチン大使の河原崎氏が、日本人の体はホッテントットより醜いと書いたのは、正にその通りである。日本に住んでいると分からないが、ヨーロッパな どで長らく滞在していて、たまに日本人のツアーの集団などを見ると、それが分かる。お尻の位置が白人に比べて一つ分、下にあるのだ。
それに、皆”まっ黄色”である。白人が我々を”黄色人”と呼んだ理由がその時分かった。自分も実はこういう醜い民族の一員なんだなと思い知らされたものだ。」
今の若い人は反発するが・・と言う書き方で日本人の体型が如何に劣っているか・・何故か中国人朝鮮人等と比べても醜いとこれを書いている人が評価している・・一般論を一応肯定的に紹介する記事のようにみえます。
全体を読むヒマがないので、この人は批判のために紹介しているのではなく賛同しているようにも見えますが、ここだけ読むと何年前に掲載した記事かも分らないですが、「未だにこんなことを主張する人がいるのか」と驚く人がいるでしょう。
私はこう言う事実が頻繁に行なわれていた・・過去にあった1例として紹介しているだけです。

「軍国主義破壊5」と文化人の役割1

日本で未だに左翼文化人が強い勢力を保っているのは日本防衛のために必要な人材・・アメリカを安心させるためのガス抜きになっている「大事な人材」として役立つ面があるからです。
半端な軍備を強化するよりはホンの少しでも軍備強化しようとすると「軍国主義の復活を許すな!」と大々的に反対運動を報道し、アメリカの要求する「軍事費増額はその半分〜3分の1がやっとです」「核兵器保有などとてもむりです」と言う程度でアメリカを(マッカーサーのように)安心させておく方が真の防衛力に資するでしょう。
左翼系の「非武装平和論は、早期独立を果たしその後もアメリカに警戒させない意味では、正に「韜光養晦の策」で意外に的を射た国防論です。
小野田元少尉が帰還したときに日本人が骨抜きになっているのに失望したことが知られていますが、これは民族あげての韜晦の術であって、仮に異民族に数百年支配されて表面上金儲けに走る人が増えても数千年単位で形成された大和魂が、根っこからなくなる訳が有りません。
米軍支配が緩むと徐々に神社詣でやお祭りが復活したのは、荒野に数百年ぶりに雨が降ればすぐに雑草が芽を出すのとおなじです。
だから心配しないで骨抜きになっていても実は大事ないのです。
日本女性が権利がどうのと要求しなくとも家庭内の最大実力者である点が変わらないのと同じです。
朝鮮戦争以来、防衛対象の主目的がアメリから共産圏に変わると相手が簡単に日本をむき出しの武力で侵略出来るかどうかの判断要素こそが重要になったのですから、「こちらは無防備です」と宣伝するのでは戦争抑止力にはなりません。
日本が「ソ連や中国と対抗したり、侵略されても抵抗する気がありません」と言うのでは却って危険性が増すので、徐々に警察予備隊→自衛隊と変わって来たし国民世論も非武装論支持者が徐々に減って来た背景です。
これの決定的契機となったのは、中国による尖閣諸島侵犯開始以来の経過です。
非武装平和論は対米関係では有効ですが、慰安婦騒動や尖閣諸島騒動以来、非武装平和論は目的とする「的」の方向が明らかに狂って来たと言うべきかも知れません。
とは言え、アメリカの風向きがどう変わるか知れませんから、左翼の非武装論も対アメリカ防衛(安心させる必要がある点は今も変わりませんので)にはなお一定の保険的効能が残っています。
・・私が今でもアメリカ脅威論です・・今なお非武装論に対する一定の合理性がある根拠であり、政党支持率もこの限度でおおよそ比例しているように見えます。
言わば朝鮮戦争時には、独自の防衛力が必要とする方向への転換論は数%であったとして、今では7〜8割になって来た・・アメリカに気兼ねして尖閣諸島を防衛出来ない程度の弱体なままで良いと言う意見は(アメリカの要望範囲内の充実強化ならば対米リスクが少ないので)今ではホンの数%に逆転して来たと思われます。
もしも非武装論を支持する人が仮に10数%いるとした場合、その差の中には、アメリカへの気兼ねと言うよりは、防衛力の脆弱性を維持して中韓の実力行使を呼び込みたい勢力が含まれている可能性がないとは言えないでしょう。
非武装論者を非国民かのように批判する人が右翼系には多いようですが、非武装論を完全否定するわけにはいかないと言う人には、なおアメリカに気を使う真の愛国者が含まれている可能性がない訳ではありません。
人権とか近代法の原理を主張してなんでも反対論するグループには、本気で人権を考えている人と日本発展阻害目的の人が入り交じっている可能性があるのも同様です。
人によっては逆に人権を隠れ蓑にして親中国系が浸透しているだけではないかと言う意見もあるでしょう。
この辺は個々人の価値観で決めて行くしかないでしょうが、いずれにせよアメリカに気を許すといつの間にかアメリカによる日本叩きがこっそりと始まっている危険性をいつも警戒しておく必要があります。
占領政治に戻りますと、アメリカの期待どおりにマスコミや大学関係者文化人は一斉に「民族精神」を放棄して転向し、アメリカ贔屓の優等生・・占領解除後も今に至るまでその人脈が連綿と続き、今でも「偏狭な」愛国心は危険と言うマスコミ世論で一致しています。
弁護士会などは未だに元号を認めたくないのか、文書には西暦表記が一般的です。
「坊主憎けりゃ袈裟までニクイ」と言いますが、国歌、国旗、元号・・民族性に関するものは全て否定しないと気が済まないような人がまだ一杯います。
このコラムはタマタマアメリカのサーバーで始めたことから偶然西暦表示ですが、特に西暦にこだわるつもりがないので、内容は原則昭和とか平成の方が分りよいときには、元号で書いています。西暦にこだわるつもりがないので内容は原則昭和とか平成の方が分りよいときには、元号で書いていますが、弁護士などでは元号を認めない人がいるので、却って「そう言う意図で西暦を使う人がいるんだ!と気付いた次第です。

「軍国主義破壊4」(アメリカの言いなりになる国になること?)

軍国主義破壊のための占領政治がどう言う基準で行なわれていたかについて、アメリカ占領政治の実態に入ります。
占領期間中、軍国主義破壊と称して日本の国体に関する意見、歴史資料の徹底的廃棄処分が実行されました。
全国の書店や図書館資料の廃棄処分が強制されたことが良く知られています。
いわゆる現代の焚書坑儒と言うべき大事件ですが、将来日本が真に独立出来る・・アメリカの鼻息をうかがうような学者ばかりでなくなれば、検証が始まるでしょう。
日本の場合江戸時代から個人向けの出版社会ですし、個人所蔵資料が多いことに気が付かない・・アメリカの民度を前提にしていたので、古文書資料が多く残る幸運がありました。
個人があまり本を読まない・読めない欧米庶民レベルを基準に、占領軍が廃棄を命じたのですが、その延長上で「図書館が日本に少ないから知的レベルが遅れている」と言う文化人の運動が一般的でしたが、国民基礎レベルの違いを知らないか、敢えて無視して、「日本が欧米に比べて如何に劣った民族であるかの宣伝・教育がずっと続いていました。
この種の宣伝・運動が私の子供らが小学生頃にはまだ活動家?が図書館・美術館その他のの公共施設開設署名を求めて回って来ていましたから、昭和50年代まで活発だったことは確かです。
「フランダースの犬」で有名なところですが、絵画らしいものをみるには教会に行かないとみられない・・庶民はそのチャンスすらなく、タマタマ嵐だったかで偶然みられたと言う感動的な設定です。
日本の田舎のお寺は、ムラ中の人が自由に出入りし地元の寄り合いに使ったり、子供が勉強をしたり遊ぶ場所としていつも自由出入り出来る場所・お寺の本堂を見ても分るように四方八方開けっぴろげです・・西洋の教会は、建物自体が閉鎖的で庶民が寄り付ける場所でなかったのです・・この辺を日本人はつい誤解してしまい勝ちです。
日本の場合には浮世絵は元々庶民向けで、その前の絵双紙などでも絵画や文字に親しんでいる社会でした。
国民の知る権利に関しては、アメリカ軍による歴史ねつ造宣伝を繰り返し(この系譜を引くのが中韓のねつ造歴史宣伝です)報道の自由を規制しアメリカ軍による膨大な強姦・略奪行為を一切報道させませんし検閲されていることすら報道させませんでしたが国民はみんな知っていました。
これが報道の自由を自慢するアメリカの異民族に対する実際の政治です。
このように「◯◯主義を許さない」◯◯主義の意味不明のまま・・銃剣の威力でその基準を決めて行くとなると、その範囲が恣意的になってしまい訳の分らない専制支配が可能です。
アメリカの気に入らない方向の表現は全く認められない・・極東軍事裁判批判が許されないことは言わずもがな・・長期占領期間中にアメリカ批判に連なるような報道を一切しない不文律がマスコミ界や大学等教育界を支配してしまいました。
学者・思想・マスコミ界に対するアメリカの支配確立によって将来的にアメリカ批判が起きないと安心したのか、この時点で漸く(6年以上に及ぶ)占領解除・サンフランシスコ講和条約(1951年9月8日 )になりました。
ルーズベルトが仮にまだ生きていたらその頃には日本男子は大部分殺されていた可能性があり・・何しろ米兵による殺人や強姦は全く報道されないヤミの状態が続いていました・・。
多分国際機関には、日本を保護国にしないと2千年単位で劣った人種なので自分で政治をする能力がないと言う名目で占領政治の継続・・奴隷化作戦がドンドン進行するばかり・・完全骨抜きには、まだ50年かかると言う説明だったでしょう。
現実に戻りますと、(アメリカをうまく騙せた結果?マッカ−サ−の遺族は天皇訪米時に墓参りてくれると期待していたくらいです・・)兎も角日本はアメリカのお墨付きを貰って51年になってやっと独立が出来ました。
(戦時条約によれば負けても主権を奪われないルールですから、それまで独立出来なかったこと自体がアメリカによるルール違反です)
それでもなお睨みを聞かすために占領軍と言う名称を駐留軍に変えて米軍がそのまま駐留することになり今なお続いていますし、日本は独立するとすぐに手のひら返しをするような子供っぽい国ではありません。
今でも言論の自由を守り平和主義・・非核3原則堅持などでアメリカを安心させています。
この安心の上でトランプ氏が日本を試すように「日本が自分で核を持つべき」だと放言しています。
日本がアメリカに従属し切っているのは、駐留米軍が怖いからではなく、又警戒されて苛めの標的されるのが怖い・・「過ちは繰り返しません」と言う教訓によるものです。
うっかり日本が喜んで核を持とうと言うとアメリカの対日猜疑心に火をつけて戦前同様に対日敵視政策が始まるリスクが高まります。
日本人は無理無体なことを言われて対米戦に引きずり込まれた経験にこりごりしています。
半端な戦力を持ってもアメリカには対抗出来ないのは明らかですので、アメリカに警戒させないことが戦後政治の優先課題になっています。
アメリカの主張する「軍国主義破壊」とは、「アメリカの国益に反するコト」「アメリカに挑戦するのは許さない」と言うだけの単純基準だと日本人は良く理解しています。
深い考えもいらない・・単純な基準です。
山賊・強盗がが押し入ったときに暴力支配するのとさして変わらない基準だったのです。

免責事項:

私は弁護士ですが、このコラムは帰宅後ちょっとした時間にニュース等に触発されて思いつくまま随想的に書いているだけで、「弁護士としての専門的見地からの意見」ではありません。

私がその時に知っている曖昧な知識を下に書いているだけで、それぞれのテーマについて裏付け的調査・判例や政省令〜規則ガイドライン等を調べる時間もないので、うろ覚えのまま書いていることがほとんどです。

引用データ等もネット検索で出たものを安易に引用することが多く、吟味検証されたものでないために一方の立場に偏っている場合もあり、記憶だけで書いたものはデータや指導的判例学説等と違っている場合もあります。

一言でいえば、ここで書いた意見は「仕事」として書いているのではありませんので、『責任』を持てません。

また、個別の法律相談の回答ではありませんので、具体的事件処理にあたってはこのコラムの意見がそのまま通用しませんので、必ず別の弁護士等に依頼してその弁護士の意見に従って処理されるようにしてください。

このコラムは法律家ではあるが私の主観的関心・印象をそのまま書いている程度・客観的裏付けに基づかない雑感に過ぎないレベルと理解してお読みください。