中国の毒餃子事件では、無農薬等の先進的役割を果たしていたと信じていた生協のイメージダウンでしたが、結果的に中国製食品は怖いという意識が広まり・・生産地表示義務が徹底されるようになりました。
この結果中国製食品は信用性に応じた低価格でないとスーパーなどで売れなくなり、食品輸入業者のぼろ儲けがなくなり・ひいては中国の食品工場・・毒餃子に関係なかった食品企業までが(「一事が万事・これが中国の衛生基準という」イメージ浸透で)打撃を受けたでしょう。
マックの場合中国工場はどうなったのでしょうか?
http://news.livedoor.com/article/detail/9717976/
中国のグロテスクな異物混入事情 避妊具、金魚の死骸、ウジ虫…
2015年1月27日 7時0分
日本の”食の信頼”が大きく揺らぐ中、ほくそ笑んでいるのが隣人・中国という。
「昨年7月、マクドナルドのほか、牛丼チェーンの吉野家などに、消費期限切れの肉を輸出していた上海市の食品加工会社(上海福喜食品)が摘発されました。
結果、マクドナルドはチキンナゲットの生産国をタイへ変更。だが今回、異物混入のナゲットがタイで生産されていたことから、中国内で非難の声が続出しました」(全国紙記者)
習近平国家主席自身、福建省の省長時代に、
「新しい土地に赴任して、最初にしなければならないのは、ちゃんとしたレストランを見つけること。コメを食べるときは有毒米かどうかを心配し、野菜を食べるときは残留農薬を気にしなければならない」
と、国のトップですら、自国の食が安全ではないと考える恐るべき国なのだ。
北米の中国人向けテレビ局『新唐人電視台』によると、ソーセージの中に死んだウジ虫が入っており、食べた妊婦が、あろうことか流産してしまったという。
また、同社製の別の商品の真空包装を裂き、ソーセージを取り出したところ、十数匹のウジが湧いていた例もあるという。
メーカー側は「真空包装の破損で空気に触れ、さらに、蚊やハエなどの外部汚染源があるときのみ、ウジ虫の発生が可能」とコメントし、自社の責任を否定しているのだ。
中国の食の問題に詳しいノンフィクション作家の奥野修司氏が言う。
「ウジ虫ソーセージの話は有名で、2011年から12年にかけて中国で話題になりました。でも、メーカー側は結局、商品を回収しませんでした。その後、私が中国へ行った際、大手スーパーの店頭に、同社製のソーセージが平然と並んでいたことには驚きましたね」
不衛生極まりない製造現場に問題がある。
中国の中小の食品加工工場では強烈な腐臭が漂い、ハエが飛び交うのが普通の風景。従業員は汚れた床に材料を落としても、平気で拾い入れ、加工する……。
「中国の上海で見た工場の現場も、そういう感じでした。不衛生な工場で加工された商品が、大手メーカーに納められ、日本に入ってくるんです」(前同)
毒入りギョーザ事件”だろう。07年12月から翌1月にかけ、河北省の天洋食品が生産した冷凍ギョーザを食べた千葉、兵庫両県の3 家族、計10人が中毒症状を起こした事件だ。
「食堂でチャーハンを食べようとしたら、干からびたネズミの頭が出てきた事件がありました。具である干しシイタケを作る過程で、ネズミが紛れ込み、そのまま調理してしまったようです。チャーシューとは違うネズミの別の部位らしき肉片もありましたから。調理人がシイタケと勘違いして料理してしまったんでしょう」(前同)
ペプシコーラに腐乱した金魚の死骸が混入した事件もあった。
「ペプシはアメリカのメーカーですが、ボトル詰め(ボトリング)は、中国国内で行います。
その際に混入したんでしょう。
スーパーで買った女性が飲むと、中から金魚が浮いてきたそうです。よく見ると、黒いはずのコーラが赤みを帯び、得体の知れない浮遊物も浮いていたそうです」
(日本の民放テレビ局取材記者)
結局は、後進国で安く上げようとすれば相応のものしかない「安物相応』という諦めが肝要ということでしょう。
毒餃子事件まで比喩的に言えば、国内でもどこそこの桃とかみかんなどの産地別銘柄があっても味の違い程度の際であって、安全面では基礎的水準があると信じていたのですが、以来、素朴な常識が覆りました。
以来、日本人でも人によりますが、まずは国産か否かで選別する人が増えてきたようです。
その波及効果かもしれませんが、国産でも差別化が進むようになり、ひいては農産品の国外輸出の方向性が見えてきたように思われます。
品質差がなければ量産能力が勝負ですが、差別化が進みより美味しいかの基準で売り込むとなれば、量よりは手間暇の掛け方になってくるからです。
国産食品でも銘柄の決まった高品質品と標準品との差別化も進んできました。
千葉そごうで言えば、デパ地下の中でも野菜では「こだわりや」という特別店舗が差別化していますし、事務所近くの旧来の八百屋さんを覗いてみると我が家で長年配送を頼んでいる「大地を作る会」よりも品質的に勝るものを置いていることがわかったので我が家の「大地を作る会」への野菜類の注文はこのところ激減しています。
このように国民の品質選別の目が厳しくできるようになったのは、産地表示義務が厳格化されるようになったインフラ整備が大きな役割を果たしています。
当初はその副作用?産地偽装商品が出回るようになっていたのですが、その摘発が進んできた結果・・10年くらい前の記憶ではこの種法律相談や事件もあったのですが・・この5〜6年では産地偽装事件の相談を滅多に見かけなくなりました。
業者が産地表示を守るようになったからでしょう。
この結果生鮮食品等では、中国製の表示がつくと大幅に単価が違うのが普通の光景になっています。