3‐2 二酸化炭素地球温暖化説の妥当性の検証
この分析グラフを見ると、気温変動と大気中の二酸化炭素濃度、メタンガス濃度の変動は非常に良い対応を示していることが分かる。このように二つないしそれ以上の物理量が対応して変動する場合、いずれか一つが原因であって、そのほかの物理量はこれに従属して変動すると考えるのが自然である。
あるいは、いずれの現象も別の現象の結果かもしれない。高温期の気温の極大点を詳しく見ると、わずかに二酸化炭素とメタンの大気中濃度の極大点より先に発現しているように見える。
東北大学のホームページでは、『二酸化炭素やメタンの濃度上昇による温室効果の強まりが気温の上昇をさらに強めるという「正のフィードバック」が過去に働いていたことを示唆しています。』と述べていることからも、気温変動が原因となって、これに従属して二酸化炭素やメタンの大気中濃度が上昇したと解釈していることが分かる。
仮に、二酸化炭素地球温暖化説が主張するように、二酸化炭素あるいはメタンの大気中濃度の上昇が主因であって、これに従属して気温上昇が起こっているものと仮定すると、二酸化炭素やメタンの大気中濃度を周期的に変動させる地球システムのイベントを示さなければならないが、今のところその目論見は成功していないようである。
現在、この気温の周期変動の最も有力な原因と考えられているのは、地球の太陽を巡る軌道要素の周期的な変動である。この周期変動をミランコビッチサイクルと呼ぶ。
図その他略
私の方は科学に弱く理解不足・誤解があるかもしれませんが、地球の太陽周回軌道の変化が与える影響の方が大きいのではないかの疑問を書いているようです。
わたし庭の草花の毎日手入れ?していますが、直感的に見て草花の開花時期が早くなっている傾向を感じていますが、それは温度と関係がない印象をうけていてもしかしたら地軸や太陽との距離角度関係が大きいのではないかと自分なりの俗論を持っています。
草花は温度より光に敏感に反応するからです。
(室内暖房があっても夏の花は冬に咲きませんし、昭和50年台初頭の勤労感謝の日頃の連休に三河地方へ家族旅行した際に、夜8時頃に峠道から眼下に煌々と光るハウスの群れを見て電照菊栽培を知ったのですが、電照菊・光で咲く時期を調整している例もあります)
光の力が変わるのは、軌道の関係であり温暖化と関係がない筈と自分の直感力で考えていましたが、今回紹介論文は私の日頃の俗な意見に近い印象を受けました。
素人の疑問に合うというだけの俗説(専門家からいえば矛盾だらけ?)かもしれませんが・・。
http://www.sukawa.jp/kankyou/ondan3.html引用の続きです。
次に火山活動によって炭酸ガスが大量に排出されたのに逆に北半球では気温が低下した事例が紹介されています。
いわゆるピナツボ火山噴火がこの論争に格好の事例提供となったようです。
5月31日現在のウイキペデイアによれば、以下の噴火です。
ピナトゥボ山(ピナツボ山、Mt. Pinatubo)は、フィリピンのルソン島西側にある火山である。1991年に20世紀における最大規模の大噴火を引き起こした[1]。噴火前に1745mあった標高は、噴火後に1486mまで低くなっている。
・・・・・噴火の影響は世界中に及んだ。1883年のクラカタウの噴火以来の大量の大気エアロゾル粒子が成層圏に放出され、全球規模の硫酸エアロゾル層を形成し何か月も残留した[2]。それにより地球の気温が約0.5℃下がり、オゾン層の破壊も著しく進んだ。
このコラムでは写真をあまり引用しないのですが、すごい迫力なので転写させていただきました。
すごい写真なのに(権利を買い取ったからかどうか知りませんが)撮影者の名前があった方がいいようにも思われます。
日本のお寺にある雲龍の絵画はこれをヒントにしたのか?(冗談ですが・・)と思われるほどの迫力です。
この爆発で膨大な硫酸エアロゾル=CO2が大気中に排出され「全球規模の硫酸エアロゾル層を形成し何か月も残留した」にも拘わらず上記の通り気温が0、5°C下がったことをCO2元凶説がどう説明するかです。