中国購買力低下1(対中依存度1)

昨日紹介したように中国企業や個人の急激な債務拡大は(預金準備率引き下げと同時に予想されたことですが)既に国際的な注目の的ですが、その損(債務)をどこが最後に引き受けるか・・ババを引くかに?今は関心が集まっています。
日本は幸い反日暴動以来対中投資の撤退縮小が相次いでいたので,(暴動の対象になったパナソニックで言えば、今や中国に大した比重を置いていないでしょう)昨年来の急激な経済規模縮小被害を殆ど受けていない感じです。
以下に紹介するように我が国のGDP比の対中貿易比率・依存度が極めて小さいことが分ります。
輸出入依存度については以下のとおりです。
※個人記事からの紹介で正確性不明ですので、正確なデータが必要な方は公的データにご自分であたって下さい。
以下はhttp://blog.goo.ne.jp/ns-japan/e/3fe776f32f75542682bc68009313b65からの引用です
2015年01月27日 19時53分55秒 | 日記

G20諸国の輸出依存度と輸入依存度(GDP比)は下記の通り。
(中央日報)
●輸出依存度(GDP比)
韓国  :43.4%    ドイツ :33.6% メキシコ:26.2%
中国  :24.5%    ロシア :24.4% 日本  :11.4%
アメリカ: 7.5%
 ●輸入依存度(GDP比)
韓国  :38.8%  ドイツ :28.0%  カナダ :24.6%
アメリカ:11.4%  日本  :10.8%

対中輸出依存度(GDP比):2.79%
対中輸入依存度(GDP比):2.44%

日本の輸出依存度(GDP比)対中国比率は2.79%、輸入依存度(GDP比)2.44%が中国依存です。」

韓国の場合対中貿易比率が2〜30%に達していると言うのですから、この売上が何%減ると甚大な影響です。
http://ameblo.jp/katsumatahisayoshi/entry-12092445304.html(勝又氏の経済時評)からの引用です。
対中貿易に警戒信号 2015-11-12 03:11:07
『朝鮮日報』(11月4日付)は、次のように伝えた。

①「対中貿易黒字の規模縮小はペースがますます加速して いる。韓国経済研究院は11月3日に発表した報告書で、2009年以降数年増加した対中貿易黒字が、13年の628億ドルから昨年は552億ドルへと 12%減少したと指摘。今年1~9月の黒字幅も353億ドルで、前年同期(404億ドル)を13%下回っている。専門家は中国政府の内需中心の発展戦略に 経済成長の鈍化も重なり、中国への依存度が高い韓国が直撃を受けているとみている。昨年韓国の貿易に占める中国の割合は25%で、2位米国の2倍以上だ。 産業研究院のチョ・チョル国際産業協力室長は、『中国が主要中間財を国産化している上、現地の景気も悪く、韓国製品の立つ瀬はなくなってきている』と指摘した。」
同じく勝又氏の経済時評5月17日からの引用です
中国市場で極不調
日系車は高品質評価2016-05-17 04:39:54
2015年12月期の現代自は、中国での販売台数が104万台と7%も減った。低価格を強みとする地元メーカー車に押され、夏場に大きく販売を落としたもの。数カ月で回復に向かったが販売奨励金を大幅に増やした結果、収益を圧迫したようだ。現代・起亜自動車グループは、今年第1四半期(1~3月)の中国市場での販売台数が36万9320台となり、前年同期を16.2%も下回った。中国市場で自動車メーカー上位5社のうち、第1四半期の販売が減少したのは現代自グループだけ。「一人負け」である。4月は前年比0.1%増で、辛うじてマイナスを免れ皮一枚で首が繋がった。」
勝又氏は日本車の品質の良さが再認識された結果であると書いていますが、韓国製品はスマホ同様に中国現地生産品に追い上げられているが、(脅せば技術移転が進むと思って始めた)慰安婦・反日騒動が裏目に出た結果日本からの技術移転が止まってしまい、上級品へのグレードアップ出来なくなって困っているからでしょう。

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