米中の親和性と日本文化の隔絶4

米中共に、環境破壊・安もの好き・超格差社会(奴隷に頼って経済構造→フードスタンプに頼る人口が3〜5000万人もいる現在アメリカの構造と中国の大量生産・・低賃金に頼る世界工場化の共通性)・・じぶんの都合が良いように歴史を書き換えるのに罪悪感もない・・(中国では毎回王朝が、前王朝全否定の繰り返しでした・・これが発展性のない2000年の原因です)噓の歴史でも言い通せば勝ちと言う価値観→勝てば相手を破壊し尽くす・・個人の生き方では、全てお金次第の行動原理等々全てアメリカの後追いをしているだけです。
ただ、中国の方が洗練されていない・・露骨な点が野蛮に見えるだけです。
地球温暖化防止協定も米国と中国だけが協力しないままでいた・今回のCOP21で漸く米中が一緒に一歩踏み出したばかりです・・。
このように基礎的価値観は米中一致しています・・。
アメリカにとって、中国はずうっと前から、気持ちが通じているし、遅れて追いかけて来るだけですから、追い越される心配がないので、アメリカは中国を怖くないでしょう。
他方、日本の価値観は人種差別反対→平等主義の徹底、信義を重んじ目先の金では動かない・・自然保護(生きとし生けるもの全て慈しむ・・)相手が弱くても無茶しない・・伝統を大事にする→噓はキライ・・敗者を大切にする→歴史は真実であって勝った方が勝手に書き換えない・・などなど全て価値観は真逆ですから、この価値観が世界に広がるのはアメリカや中国にとっては困ります。
この価値観相克・・人種平等意見の顕在化が象徴的事件でした。
(・・日本が国際連盟常任理事国になって植民地支配下のアジア人に対する非人道的被支配に我慢出来なくなって発言するようになりました)
国際連盟の常任理事国になった日本の提案で、人種差別や過酷な植民地支配などに関する議論がテーマになってきました。
この裁決までに進んだ結果、第一次世界大戦後に日本と英米価値観の対立構造が顕著になって・・・これに怒った英米は、「有色人種のくせに生意気だ」となって日本を叩き潰す戦略が決定されたのです。
これがアメリカの対日戦争準備のオレンジ作戦開始の原因です。
オレンジ作戦遂行のために価値観の合う・・他民族支配が好きな中国人を手先に使って、植民地支配を維持する政策が採用されました。
当然、対日作戦協力勢力であれば良いので、(対ソ連のためにゲリラ組織アルカイダを養成したのと同じ発想です)中国人・・共産党軍(当時は単なる匪賊レベル)も国府軍も平等に援助対象になりました。
ところで、中国人華僑は今でこそ世界に散らばっているので、昔から自然に世界中にいるように思っている人が多いしょうが、そうではありません。
欧米の植民地政策遂行・・現地支配道具として便利なので、間接支配の道具として、中国人をアジア植民地に投入したことに始まります。
このように、中国人は西欧植民地支配の手先としてアジア人収奪に深く係わって来たのであって、日本人のようにアジアの植民地人を可哀相だと言って個人で植民地解放に努力した人はいません。
ソモソモ、アヘン戦争その他で中国は西欧食民主政策の犠牲者ぶっていますが、清朝自体が周辺諸民族を植民地支配していた侵略者でしかありません。
清朝政府にとっては、植民地軍同士の戦いに敗れて支配地の一部である香港を割譲しただけのことです。
これが日米戦争の基本対立構造でした。
この根底的文化対立が今も続いていて戦争では負けたものの日本が子供(弱者)や自然を慈しむ文化は、アニメなどを通じて世界に浸透し、各種日本価値観浸透は目覚ましいものがあります。
アメリカは自分が仕掛けた戦争が如何に正しかったか・・やましさを隠すために歴史を改ざんし、世界のマスコミ支配を通じて反日宣伝に努めてきましたが、草の根では逆に日本の優しい文化が浸透しています。
戦後70年やって来た日本人の静かな実績を見れば、どちらが正しい心の持ち主だったかが一目瞭然です。
この逆転現象に危機感を抱いているのが、アメリカの本音です。

©2002-2016 稲垣法律事務所 All Right Reserved. ©Designed By Pear Computing LLC