全否定・プロパガンダ文化と交際の仕方4

陰で悪口ばかり子供に教え込んでいるような狡い隣の人・・国々とつき合うのは出来るだけやめる・・時候のあいさつ程度にどどめる・・つき合っていればロクなことがないので縮小して行くのが合理的です。
第二次世界大戦も日本が中国にかかわり過ぎたこと・・アメリカによる対中国機会均等要求から始まったものでした。
日本が中国と関わりを強めるとその邪魔をしたくなるのが、100年来のアメリカの基本的立場ではないでしょうか?
触らぬ神に祟りなしとも言います。
中国への企業進出は、中国政府支援による暴動リスクによるだけではなく、妬み深いアメリカの意向もあるし、深入りせずにいい加減なところでとどめておくのが賢明です。
有り難いことにネット発達によって、日本孤立化を策して来た米英支配の世界メデイアの世論形成力が低下することが見込まれています。
今後は中韓のように人の陰口ばかり教育したり、日本その他の国のマスコミを裏で買収して虚偽宣伝をしている国の方が、長い間には世界で孤立して行くことになるでしょう。
虚偽の教育ばかりしていると、上が上ならば、下も下というワケで国民が以心伝心でいろんな方面で嘘八嘘でも繰り返しを言いつのれば良い・・良いものがあれば盗めば良いという日常生活態度になりがちです。
最近の例で言えば韓国の楽曲等のネットのヒット数で世界有数・・何億ヒットにもなるそうですが、CDの売上では僅か数万枚という例がいくらでも出ています。
ワンタッチで数十万単位のヒット数を記録出来るような装置を利用して、いろんな分野で世界で人気ナンバーワンをあちこちで偽装している韓国系の策謀が今や世界の常識になっています。
CDその他の実売数が、(これも自分たちで大量入手して安く頒布しているようですが、このやり方は限度があるので結果が知れています)本当の人気でしょう。
あらゆる分野でこう言う操作をしては、世界のヒット数ナンバーワンと自己満足している不思議な国です。
ただし、ブランドイメージ・虚偽のイメージ植え付け成功によって家電製品等の広告に有名化した韓国俳優を起用したり出来るので、結果的に売り込みに成功している面もあるようです。
最近アメリカで判明した現代自動車の燃費偽装表示問題は、こうした思考回路・行動様式で成功して来たものの、いつかは虚偽はバレル・虚偽は続かない結果が出た・・氷山の一角と言うべきでしょう。
中国のGDPの操作疑惑では電力の増減傾向と合わないことが4〜5年前に批判されたので、一時的に統計発表をやめていましたが、最近では政府発表に合うように操作されたと思われる統計を再度出すようになっているようです。
最近では電力統計等が操作されているので、当てにならなくなりましたが、政府統計ではない物流(・・港湾在庫の積み上がりなど目に見えます)が前年比大幅減なのに何故7%も成長していることになるのだ?と疑問が出ています。
このように嘘はどこからかバレるものですが、韓国の場合はネットの悪用が既に世界的に評判になっています。
どんな商売でも同じですが、1回良い思い・・楽して儲けることを覚えると企業精神が蝕まれてしまい結果的にマイナスになるのが普通です。
ここ2〜30年グロ−バル化の波に乗って韓国を具体体に知らない世界中に対して、政府挙げてのイメージ戦略・・と言えば聞こえが良いですが、虚偽報道のしまくり・・マスコミの作り上げたイメージで成功してきましたが、今後は世界中で個々人と直接接する機会が増えて来ると、身近で見聞きする具体的な人格が重要になります。
その結果、マスコミの作り上げたイメージではなく韓国人や中国人の具体的人間像が知られるようにになって、人の物を簡単に盗む・嘘ばっかり・怒りっぽい・汚い・うるさい等々のマイナスイメージが、現実に作られつつあります。
中国政府は浅ましくも国連の場でさえも日本が尖閣諸島を盗んだと口を極めて非難していますが、こう言う浅ましく野蛮な態度自体が世界中で嫌われる材料になり始めていることにまだ気づいていないのです。
英米メデイアが牛耳る時代が終わり、具体的人間観察・商品比較となって来る時代が来れば、世界中の人が日本人と中国人や韓国人のどちらを信じるかで見れば勝負は明らかです。
自分で努力しないで人の成果を盗んでいるのはどこの国が多いか、世界中で泥棒の多い国は日本と中国どちらですか?と問えば、あるいは歴史認識と威張っているが自国歴史を想像で語っている人が多いのはどこの国か?と言えば、日本は中国や韓国を引き離して圧倒的に信用されていることが明白です。
グローバル・ネット時代では、米英系マスメデイアが作り上げた虚像(米英の真似をして虚偽宣伝に熱を上げて来た中韓の日本批判)よりも、具体的な国民個々人が世界各国で作り上げていく人格像が重要になるでしょう。
 これで今年の社会問題等に関するコラムは終わりです。
明日からは大晦日と正月のコラムになります。
正月明けには、中韓との交際の仕方・・度し難く見える中韓ではあるけれども、我が国とは違い中韓においては政府と国民は別ではないかという・・10月25日に少し書き掛けてそのままになっている別の視点から考えて行きたいと思っています。

悪しき隣人との交際4

クリスマス・イヴとその関連コラムで観光立国批判・国境問題に話題が移って来たので、中断していた2012-12-23「 悪しき隣人との交際3」の続きに戻ります。
中国としては、甘く見ている日本だけを標的に攻撃してみて、失敗しても何とでもなると思ってやったつもりでしょう。
全世界の外国資本を攻撃したのでは世界を敵に回すことになるので、これを避けて一点集中攻撃から始めるのが合理的ですが、相手が日本なら戦前の仕返しだと言えばどうにでもなるし、アメリカや西欧も黙認・・背後で応援するという冷徹な読みが中国にはあると思われます。
これまで書いて来たように戦前の機会均等要求→世界大戦の要因になったように・・最近では中国市場で一人勝ち的な様相になっている日本の存在を欧米は苦々しく思っている筈です。
実は日本攻撃から始める準備は、江沢民が主席に就任して以来周到に準備して来たことです。
江沢民が就任後のアメリカ訪問時にアメリカの戦勝記念碑か何かに献花して対日戦争協力関係を忘れないという演説をしたことがあります。
このときに江沢民は日本の中国進出に対しては、今は必要だから投資させているがその内に投資した資産を投げ出して逃げざるを得ないように、叩き出してやるから・・とアメリカに約束していた可能性があります。
これまで中国と蜜月状態で協力して来た日本は、この突然の演説には非常に驚きましたが、そのとき以来中国では江沢民による日本非難の国内教育を着々と始めていて、今ではこの教育で育った世代が成人しています。
当時直ぐに日本を叩き出すには、中国の経済力がひ弱なために政治と経済は別と使い分けて日本に対して投資を呼びかけて深入りさせて来ました。
深入りすればするほど日本に対する攻撃の効果が高くなる・・レアアース供給の9割を中国に頼っていた日本を狙い撃ちに、レアアースの禁輸をイキナリ始めたのはその手始めでした。
江沢民の演説は、アメリカに対する戦時中と戦後の「密約を忘れるな」という意思表示であり、アメリカは多分今も忘れていないというエールの交換をしたことを公式に表明するための重要な転換点であり、セレモニーだったことになります。
中国が開放政策採用によって共産主義を事実上放棄したので、(名目上の共産主義温存とは政治的には独裁を維持するだけの意味でしかないでしょう)戦後共産主義封じ込め政策で米中が敵対していたことをやめて、戦前の協力関係に戻ることの確認でした。
・・裏返せば伸び過ぎた日本を叩くために戦前同様に再び対日共同戦線に戻ると言うアメリカのメッセージとして米中両国で演出をしたものでした。
日本はこれには驚いたものの、誠実に協力していれば悪いようにならないという日本流の解釈でその後もなおも経済協力を惜しまないで来ました。
中国としては日本の投資残高が大きくなればなるほど日本の撤退は巨額損失になる(自国にとっては技術移転になるメリットが大きい)ので、イザとなれば脅かし易くなる取引材料ですから、いくらでも奨励します。
江沢民→胡政権はこれ以来何十年もかけて反日教育に精出しているのに、日本はこれをやめてくれるように申し出を全くしないまま・・中止と引き換えに経済協力するという程度の要求もしないまま、無償で植林事業をするなど言われるままに資金や技術協力だけして来ました。
今回の尖閣諸島問題で紛争中にもかかわらず、何らの要求もなしに今年も中国向け円借款を中止しないで援助することに決めたと大分前に報道されていました。
こう言う政府の弱腰態度は韓国に対しても同じで、今回の竹島騒動でも仲直りするならば、「既成事実そのまま認めるのではない」(韓国側による何らかの譲歩・・構築した施設の撤去)「反日教育をやめさせることを条件にすべきだ」という以前からの私の主張になっています。
日本は中韓との仲直りをするならば、少なくとも「反日教育をやめろ」くらいの主張はすべきです。
反日教育をそのまま黙認していて表面だけ仲直りしても、反日教育で次世代〜更に次の世代までが育ってしまうのでは、両国の親善にとって取り返しがつきません。
その場だけ仲直りすれば良いとして来た歴代自民党政権の対応が、相手が悪過ぎて大失敗だったと思います。
今の中国人や韓国人の大半が反日教育で育っていますので、心から日本のありもしない残虐行為を刷り込まれた人ばかりになっています。
こんな教育をしている所でいくら日本人が現地で献身的無償協力をしても、その裏で反日教育に精出しているのでは何にもならない筈です。
ただし、12月22日に書いたように日本にとっては民族感情問題を中心に政治をして行くのは無駄です。
安倍自民党総裁が選挙前公約にかかわらず、大勝後に中韓を刺激しない政策を選択しているのは正しいことですが、これ以上深入りするための弱腰外交では国民感情が許せないでしょう。
悪しき隣人とは深入りすれば仲良くなるのではなく、むしろ関係悪化の禍根を拡大するだけですから、日本古来からの法に従って、(喧嘩で勝つよりも)悪しき隣人とはなるべく交際を減らして行く方が合理的です。
だからと言って右翼のようにいきり立つのでは子供の喧嘩レベルですから、投資の段階的縮小・・関係縮小のためには、主張はきちんとして行きながら「まあまあ・・」といって宥めておく大人の外交が必要です。

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