米国の残虐行為と歴史ねつ造1

ところで10月21日にマッカーサーの対日焚書政策の失敗を紹介しましたが、アメリカは何のためにこんな非文明的なことを計画したのでしょうか?
戦後処理方針として日本が2度と強国として再興出来ないようにすること・その裏付けとして、日本を道徳的に絶対立ち上がれないようにナチスの暴虐行為同様の非難をする目的があったからではないでしょうか?
アメリカにとっては自分自身が無差別殺戮を繰り広げた負い目を挽回する必要もあったからでしょう。
繰り返し書いていますが、病院船や民間船を無差別撃沈していたことや、アメリカ軍による都市に対する焼夷弾攻撃は直接老若男女乳幼児に至るまで焼き殺し尽くす目的の爆撃でした。
焼夷弾の投下方法が一方〜3方から投下して逃げ道を作るのではなく、円形または方形に周囲を順に爆撃して周辺から火の海にして、人間を中心部に追いつめて行き、順次中心部へ爆撃をして行くやり方ですから、ほぼ住民全員を焼死〜爆死させる目的であったことが明らかです。
漸く火の手と火の手の合間を逃げ回る住民に対しては、機銃掃射による殺戮が待っていました。
まさに米軍は人間殺戮をゲームのように楽しんでいたのです。
アメリカがこの恐るべき事実を歴史から抹殺しようとしても、現実にこの地獄を経験した日本人全部を皆殺しには出来ません。
私の場合、兄や姉が一定の歳になっていたので幼い私を抱えた母とともに炎の中を焼けただれた死体を踏み越えて逃げ回ったときの地獄絵図を克明に覚えていて折に触れて聞かされます。
多分、多くの家庭で繰り返し語り継がれて行くことでしょう。
これが東京だけではなく、千葉その他殆どの地方都市で繰り広げられていたのですから米軍の非人道的行為の激しさは驚き以外の何ものでもありません。
ナチスドイツ顔負けのこうした残虐な異民族殲滅作戦の延長線上に原爆投下行為があるのですから、戦争を早く終わらせるためにと言う言い訳は日本人には通用しません。
こんな残虐な一般人大量殺戮目的の攻撃が歴史上あったでしょうか?
日本を道義的に非難するために南京虐殺や慰安婦問題がアメリカの背後支援で構想されて来ました。
南京事件はあったとしても、ゲリラと区別のつかないことによる事件(・・しかも実数は少数です)ですが、アメリカの場合、一般市民虐殺目的を明確に持った上で、何十万人単位で日本中で焼き殺して来たのです。
ポツダム宣言前後に行われた米英中ソによる戦後処理方針で、米国と中国間の『絶対に日本を独立国として復活させない密約」「ことあるごとに日本の道義批判(ドイツに対するナチス批判同様)をして行く基本的確認の密約」の存在がささやかれています。
(多分この部分は公文書公開の除外事項になっているので、500年単位経過しないと出て来ないでしょう)
ただ、ポツダム宣言は公式文書ですが、そこに日本を「奴隷化」するものではないという文言がわざわざ書いてあるのが(・・そう言うやり取りが明文化される裏にあったことが推測されるからです)大分前から私は引っかかっていました。
ポツダム宣言の条文やカイロ宣言を11/30/06「ポツダム宣言」前後で連載したことがありますが、ここでもう一度ポツダム宣言の一部だけ再紹介しておきましょう。
「文書名] ポツダム宣言(米、英、華三国宣言)

[場所] 
[年月日] 1945年7月26日
[出典] 日本外交主要文書・年表(1),73‐75頁.条約集第26集第1巻,5‐7頁.
1〜8省略
九 日本国軍隊ハ完全ニ武装ヲ解除セラレタル後各自ノ家庭ニ復帰シ平和的且生産的ノ生活ヲ営ムノ機会ヲ得シメラルベシ

十 吾等ハ日本人ヲ民族トシテ奴隷化セントシ又ハ国民トシテ滅亡セシメントスルノ意図ヲ有スルモノニ非ザルモ吾等ノ俘虜ヲ虐待セル者ヲ含ム一切ノ戦争犯罪人ニ対シテハ厳重ナル処罰加ヘラルベシ日本国政府ハ日本国国民ノ間ニ於ケル民主主義的傾向ノ復活強化ニ対スル一切ノ障礙ヲ除去スベシ言論、宗教及思想ノ自由竝ニ基本的人権ノ尊重ハ確立セラルベシ

十一 日本国ハ其ノ経済ヲ支持シ且公正ナル実物賠償ノ取立ヲ可能ナラシムルガ如キ産業ヲ維持スルコトヲ許サルベシ但シ日本国ヲシテ戦争ノ為再軍備ヲ為スコトヲ得シムルガ如キ産業ハ此ノ限ニ在ラズ右目的ノ為原料ノ入手(其ノ支配トハ之ヲ区別ス)ヲ許サルベシ日本国ハ将来世界貿易関係ヘノ参加ヲ許サルベシ

「奴隷化セントシ又ハ国民トシテ滅亡セシメントスルノ意図ヲ有スルモノニ非ザルモ・・」と表向き言うものの、そもそもそんなことを断る必要性・・今までの西洋諸国間の戦争で奴隷化せんとするような議論や事例があったでしょうか?
異民族である日本人を大方殺し尽くして上で、生き残った日本人個々人を奴隷化するかどうかの議論がテーマになっていたことは想像に難くありません。
個々人を黒人奴隷のように商品化しないけれども、国として残してやる代わりにまとめて奴隷状態に置くと言う裏合意と言うか「ほぼ奴隷に近い支配をする密約」だった疑いが濃厚です。
・・永久に独立国とさせない・軍事力を絶対持たせないということはどんな理不尽なことでも言うことを聞かせる・・団体としての国に、奴隷的絶対服従を強いることではないでしょうか・・。
この趣旨に乗って、中韓は日本に対してだけは今でも「何を主張してもやっても良い筈」という行動に出ているのではないでしょうか?
中韓が歴史ねつ造を繰り返す基本・・根源はこの密約にある・・背後でのアメリカや西洋諸国の応援があるのではないかと私は疑っています。
江沢民がアメリカ初訪問のときに約50年以上も前の世界大戦でともに戦ったと演説したのは、この密約を守って欲しいという意味だった可能性があります。
以降、彼はそれまでの日中蜜月をかなぐり捨てて、あちこちに反日のシンボルを建てて遠足見学の対象にしたり反日教育に精出し始めたのです。

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